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2023年 会長退任・新任ご挨拶

 会長退任のご挨拶

新谷朋子


 この度、6年努めさせていただいた会長を退任いたします。力不足の私を支えてくださった理事、会員の皆様、関係者の方々に心よりお礼を申し上げます。

 2003年に当会を立ち上げた藤井美穂先生にお声かけいただき入会し、守内順子先生、澤田香織先生の卓越したリーダーシップに導かれ会長を引き受け、活動を継承していましたが、新型コロナ感染の影響で、さまざまな企画を縮小せざるを得ませんでした。

 その中でも会員の先生方のお力添えで会報発行、総会開催、講演会等を行うことができたことを感謝申し上げます。世代や診療科が異なる方々と医療や社会問題などプライベートなことも話ができる貴重な会で、この度理事を退任される守内順子先生、遠藤征子先生にはいつも暖かく励ましていただきました。ありがとうございました。


 新会長の長井桂先生はコロナの対応でお忙しい診療を行いながら、本会のキャリアシンポジウムにも力を注いでくださいました。

 新しい理事のお二人も迎えてますます本会が飛躍を遂げていくものと信じています。今後ともどうぞよろしくお願いします。




 会長就任のご挨拶

 長井 桂


 今年度より北海道女性医師の会の会長を務めさせていただくことになりました。藤井美

穂先生、守内順子先生、澤田香織先生、前会長の新谷朋子先生のもと、副会長として本会に携わってまいりましたが、前任の先生方が築いてこられたすばらしい活動を発展させていけるように力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願いします。


 2020年度から世の中を変えてしまったCOVID-19は身近な感染症として収束を迎えつつあります。学会や懇親会なども通常の開催形式に戻ってきてはいますが、受診困難、病床ひっ迫などの大変な時期があったにも関わらず、その場しのぎで終わってしまい患者受け入れの仕組みを国が変えることができなかったのは残念です。子育ても同じことが言え、子供が小さい時の大変な時期を過ぎてしまえば制度やサービス改善のモチベーションは落ちてしまいがちです。これからまさに頑張っていく若い世代の不安の解消や環境の整備に少しでも貢献できる活動ができれば理想と思っています。


 近年、女性活躍だけではない多様な立場の「差異」をすべて等しく認めて受け入れるという概念の、DEI(Diversity, Equity, Inclusion)が掲げられています。女性だけで構成されている当会は岐路に立たされていると言ってもいいとは思いますが、医学会ではDEIが達成されてはおらず、女性の観点から発信や問題提起することはまだ重要と考えます。


 お力添えいただけますと幸いです。


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