文責:足立皮膚科美容外科クリニック 足立柳理
2019年度は総会、納涼勉強会 秋の講演会の3回会員の皆様と懇親を深めました。
まず、6月14日開催された総会では、定例の報告事項、審議事項が終了した後講演が行われ、演者は血液センターの西野共子先生に「 血液製剤について」をお話いただきました。血液製剤の変化や現在の供給状況など私達が知らないことが多く大変勉強になりました。参加会員は20名で会の終了後は9名の子供たちも参加して楽しい懇親の時を過ごしました。
2回目は8月30日に納涼勉強会を開きました。講師は市立釧路総合病院の眼科部長栗山周子先生に『眼科のUP―TO―DATE』の演題でお話いただきました。 会員15名、お子さん7名の参加者でした。北海道における地方でもできる治療や過去からの白内障治療の変遷や最前線の治療内容までお話頂き、他科の診療事情を勉強する良い機会となりました。はじめて参加された先生や子育て中の悩みなど懇親会ではたいへん盛り上がり 会場の終了後は会員のお宅での二次会になりました。
3回目は11月29日、北海道立こども総合医療療育センター麻酔科医長の名和由布子先生に「小児と麻酔」の演題でご講演いただきました。名和先生は市立釧路総合病院麻酔科で勤務されていたこともあり、市内の多くの麻酔科の先生、また9月まで市立釧路総合病院勤務していた須貝先生も当日札幌から来釧され講演会に参加してくださいました。講演内容も多岐にわたり、私が考えていた旧態な麻酔とは違うかなりの進歩にびっくりしてしました。麻酔科の講演は一般医にはなかなか 聞くことができないためかなり新鮮な印象を持ちました。
また、今年は「一粒の麦 荻野吟子の生涯」の映画上映を1月26日に一般公開として開催いたしました。東京や札幌では映画館の上映でしたが、釧路では映画館での上映ではなかったため、女性医師の会が実行委員として携わりました。昨年日本女医会の総会が札幌で開催されたこと、会長の前田佳子先生が瀬棚町を訪問され、昨年度の荻野吟子賞が堀本恵美先生であったことなど、大変良い時に映画が上映できました。市民にも大変好評で立ち見が出るほどでした。皆さん 女性医師誕生までの苦労に大変驚かれていました。
今年、釧路市医師会女性医師の会が発足15周年を迎えます。これからも釧路市内で働く女医の為に、少しづつ内容を厚くしながら会を存続していきたいと思います。
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